てんとうむし通信～視覚障害者をご支援する『てんとうむし』の活動紹介～

こんにちは。ブログネーム：きみ子です。
夏の間は、ブログが書けずに大変ご無沙汰いたしました。
すっかり秋めいて、朝晩は涼しく、上着の必要な時期となりましたね。
皆さま、お元気でお過ごしてしょうか？

今回は、私の初めての「てびき」体験について書きたいと思います。
「てびき」とは、視覚障害のある方をご誘導する方法の事です。
練習では数回、そしてイベント等でも、数回のてびきは行った事はあったのですが、
今年の早春に、初めて会う方に声をかけて、てびきさせて頂く機会がありました。

★場所は佐賀市役所前で、私は佐賀駅近郊に用事があって歩道を歩いていたのですが、佐賀市役所の入口の所で、一人の男性の方が白杖を持ち、前進できずにおられました。

丁度、佐賀市役所の入口周辺の工事が行われている時期で、
立ち入り禁止のポールが立ち、これ以上は入れない所を、
男性は、白杖で確認しつつ、前進しようとされておられました。

きみ子「こんにちは〜。これ以上前には進めません、工事があっていますよ」

男性「そうですか、ここの横断歩道を駅の方に渡りたいのですが。。」

と、こちらを向かれました。私は正面に動いてまた声をかけました。

きみこ「私が一緒に渡りましょうか？どちらまで行かれますか？」

と、声かけさせて頂き、腕を掴むようご提案しましたが、肩を掴むとの事で
私の右肩を手で掴んで頂きました。

ご一緒に歩道を渡ったあとも、佐賀駅そばの西友の入口近郊まで、ご案内いたしました。
途中、地理案内（今、西に向かっています）や環境説明（風が強いですね）などを
しながら、少しお話することができました。嬉しかったです、練習してて良かった。
今、思い出しても、きみ子は緊張していました！！！

私、きみ子は背が高いので、肩は掴みにくいのでは。。と思っていましたが、
肩を掴むのが慣れておられる方なら、この方法が良いのだなと知りました。

★初めて会う方に声をかけるのは、勇気が要ることかもしれません。
　　しかし、少しのお声掛けで、安全に過ごせて良かったなあと思う
　　きみ子でした。
　　又、どなたか困った状況などをお見掛けしたら、お声掛けできればと思います。