2018年02月05日

「不自由」が価値を生む!!

1月30日に放送の「ガイアの夜明け」という番組で、株式会社ミライロという企業の取組みが「不自由」が価値を生む!!とのタイトルで放映されました。

ミライロは、社員50名のうち9名が障害のある方が働いています。
代表の垣内俊哉さんは、骨が折れやすい進行性の難病を抱えた車いすユーザーでご自身の闘病を経て、起業。バリアフリー化を当事者としてアドバイスするビジネスを展開されています。社員には視覚障害、聴覚障害など、様々な障害のある方が、それぞれの立場からバリアフリー化への提案を行っています。

スーパーや結婚式場、ホテル等に、接客時にどう声掛けしたがよいかなどの提案や社員に研修を行ったり、施設の設計相談なども行っています。

企業側も、価格や商品だけでは差別化が図りにくく、「居心地が良い所に集客が狙える、これは大勢の人々が求めている事」との声も。
高齢者、子ども、障害者など、ご配慮が必要な方に、必要なサービスを提案・提供したいとの事でした。

社員研修では、お客様への声掛けも「○○できますか?」でなく、「お手伝いしましょうか?」の方が、お願い・お断りしやすいとの事などが、
提案されていました。

また、社員研修で、車いす搭乗体験や、アイマスク着用で白杖で歩く体験、装具等を使用し高齢者の疑似体験などを行っていました。
講習後は、全員で感想をシェアします。
普段は、障害物とならないものが障害物となる発見や、自分の仕事にも、この体験が反映できるとの声もありました。

すでに400社以上が、この研修を取り入れているそうです。
働く社員の、「かわいそう助けてあげなきゃ」という意識を変えていくことを行いたいという考えもあるようです。
また実際に研修を受けたあとは、施設等を利用したお客様からのネットの口コミで広がっていき、イメージアップや売上げにも貢献しているようです。

番組後半では、日本財団パラリンピックPR担当団体からの相談も受けておられ、日本をバリアフリー先進国にしたいと言われていました。
高齢者・障害者が外出できる先には、また新たなサービス展開が期待できるパラリンピックを追い風に進めていきたいと、話されていました。

なるほど、放映を見て、こういう事は、どんどん広まってほしいと思う、きみ子でした。

Posted by てんとうむし at 16:48│Comments(0)
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