2018年05月24日

「直感で使えるリモコン」

こんにちは、ブログネーム:きみ子です。
梅雨入り前の日差しが、強くなってきましたね。
風の強い日もあり、初夏のようなお天気が続いています。
みなさまお元気でお過ごしでしょうか?
気になる新商品、「エアコンのリモコン」のニュースが先日報道されましたので、ブログに書きたいと思います。

4月10日、日本テレビ系の日テレNEWS24、日刊工業新聞、三菱電機ホームページ等で報道されました。
三菱電機の若手社員によるプロジェクトチームは電化製品が使いづらいという視覚障害者たちの声を受け、障害者はもちろん、機器の操作に不慣れな人でも、
誰でも操作できるリモコンを開発することになり試作機を作成しました。
プロジェクトチームの3人は、横浜訓盲学院に10か月通い、生徒たちの声を
開発に反映させていったそうです。

この試作機のリモコンは横長い木製で10CM×30CM位でしょうか。
一見、子供用の積木が部品となって板に張り付けてある雰囲気ですが、温度調整、
風力、風向など6種類の操作が、形、位置、動きで、触って直感的に操作できるリモコンなのです。操作すると温度や風量などを音声で知らせるため、操作ミスを減らせる効果もあるそうです。
「直感で使えるリモコン」

ではこの試作機のリモコン、左側から順番に説明していきます。

「電源」は、左右に横に並んだ長方形の2枚の木の板の一方を上下にスライドしてずらすとオフ。形の違いでオンとオフを確認できます。
「モード切替」は、楽器のトライアングル状のものに、木製の玉のつまみが付いていて、三角形のどこにつまみの位置があるかで判断。つまみを動かすことで冷房、暖房、ドライに切り替えできます。
「温度」はジグザグの溝が彫ってある間に、木製の玉のメモリがついており、ジグザグとメモリを上下に動かすことで、1℃ずつ上げたり下げたりと、調整できます。
「風量」はUの形を逆にした形の金属の棒に、通してある四つのボールの位置で決定。
ボールを右にずらして動かすと風量が強くなります。
「風向き」は、エアコンの風を送る吹き出し口の羽根と同じような形のかまぼこ板位の羽根が、リモコンにくっついており、この羽根の角度を上下に動かすことで向きを調整。
「タイマー」は時計の形で、針を動かしてエアコンを切る時間を設定します。

開発にあたった三菱電機デザイン研究所の前谷さんは「リモコンに対して手が伸びなかった生徒さん達が、自ら笑顔で触りに行ってるっていうのが、一番印象的でした」との事。
今回はエアコンのリモコンとして形になりましたが、三菱電機では、さまざまな製品での活用も検討しているそうで、健常者も操作部の形状を見ることで、現在の設定状況が一目で確認可能です。今後の展開として家電製品、産業機器などの様々な製品・システムにおける五感を対象としたインターフェースの研究に展開していくとの事。商品としての販売は発表されておらず、まだまだ先のようですが、発売されたら欲しい品物になりそうです。

Posted by てんとうむし at 06:33│Comments(0)
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