2018年07月20日

緑内障の最新治療

こんにちは。ブログネーム:きみ子です。
梅雨明けして、一気に晴天の日が続いております。
蝉の鳴き声が響く季節ですね。
皆さまお元気にお過ごしでしょうか?

ニュース番組のワールドビジネスサテライト6/25放送分で最新治療の解説があってましたのでご紹介します。

緑内障は、日本の失明原因第一位で国内400万人が推定患者数。
40代以上の20人に1人が、緑内障の可能性があるとの事。

緑内障とは、目の神経が損傷し、視野の一部がぼやけるなど徐々に視野が欠けていく病気で、目の潤いを守る仕組みの一つの「房水」という目の中の液体が眼球の中に溜まり過ぎて、目の中の圧力が高まり視神経を傷つけてしまうものです。
視野の一部が見えづらいことから始まり失明にも至ることもある病です。

医師は「最も怖いのは、気づくのが遅く病院に来ても治す方法がない事。
神経は再生しない臓器のなので、一度失うと視力は戻らない」と言っています。

その治療の最前線を知るため、北里大学病院をテレビは訪ねていました。
治療は局所麻酔で行う「エクスプレス」という最新の治療器具を使用します。
器具の大きさ2.6ミリ、筒状の器具で中が空洞になっており、房水を排出を手伝うものです。
房水を一気に輩出しても眼圧が一気に下がり視神経を傷付ける危険性があります。
最新の治療は「エクスプレス」を白目の部分に刺し、少しづつ房水の排出をはかり、
眼圧を少しづつ下げることができるというもの。

治療は40分ほどで終了、治療費は保険が適用され、3割負担の場合約10万円、
三日程で退院することが可能。
担当した北里大学眼科医師の庄司信之主任教授は
「なるべく切らない[エクスプレス]で出血を回避することができる事や
眼圧が急に下がり視神経を痛むのを防げる」
と言っていました。

最新の研究では、眼圧だけではなく、網膜の血流の状態も関係していることがわかっていて、東北大学では「OCTアンギオグラフィー」という最新の検査で網膜に特殊な光を当て、血流を調べることができるそうです。検査は5分ほどで終了します。

血流が悪いと、神経に栄養が行き届かなくなり、眼圧に異常がなくても視神経に異常をきたす事となります。
この検査は保険が適用され。費用は3割負担の場合1200円程。

検査にあたった東北大学眼科の中沢徹主任教授は緑内障は他因子疾患、いろいろなリスクが混ざって病気になる。
糖尿病、喫煙。高血圧、低血圧など緑内障のリスクが高い人はより積極的に病院に通うことが大事と語っていました。

テレビ番組「この差って何ですか?スーパードクタースペシャル」5月放送分でも
緑内障のリスクの説明がありました。
暑い夏に、運動の後はたっぷり水を飲む方も多いと思いますが、一度に1リットルを全部飲むと、目の水分も急増します。眼圧が上がり、緑内障など、視神経への影響リスクが高まるとの事でした。

水分補給も、いわゆる一気飲みは用心ですね。
眼圧が上がるという事は意識していなかったので目をいたわる気持ちを大切にしたいと思いました。
「目ばこすっちゃいかん」と幼少時に、よく言われていましたがしみじみと思い出されます。
定期健診だけでなく、定期的な目の精密検診も必要だと改めて思うきみ子でした。

Posted by てんとうむし at 07:12│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。