2018年12月28日

12月22日(土)にみないろ会の研修会の講師をさせてもらいました。

こんにちは。視覚障害者支援部てんとうむしの南奈々です。
今日は朝から雪が降っていました。私にとっては今年の初雪でした!
もう気づけば年末。『平成』最後の大晦日になりますね。
新しい元号はどんな名でどんな漢字になるのでしょうね。

さて、12月22日土曜日にみないろ会(バリアフリー映画を作る会)で、サポーターさん方の視覚障害についての勉強会の講師を担当させていただきました。
みないろ会は、佐賀でみんなでバリアフリー映画を作成したり、上映会をしたり、機材購入のための募金集めを行ったりしています。
その中で、上映会に参加くださる視覚障害者の方のサポートに不安があるという声を受け、研修をすることになりました。
研修会には15名のメンバーが集まり、座学で視覚障害についての講義をうけたり、ロービジョンの状態を体験するゴーグルをつけて視覚障害の状態を体験しつつ、2人1組になって誘導の体験もおこないました。
その時の様子を、佐賀新聞さんが取材してくださったので、以下に貼り付けます。
年明けには、作製した映画の上映会も開催される予定。
てんとうむしでも、作製にも関わらせていただく予定です。
また、ご案内できればと思っています。


上映会前に視覚障害体験 バリアフリー映画製作の会

研修会でみないろ会のサポーターさんたちがロービジョン体験ゴーグルをかけて誘導練習を行っている様子。

 県内の福祉に興味がある人や映画愛好家で構成し、バリアフリー映画を製作する「みないろ会」(森きみ子会長)は22日、来年佐賀市で行う上映会に向けた研修会を開いた。メンバー15人ほどが参加し、座学と体験で視覚障害に対する学びを深めた。

 歩行訓練士・視覚障害生活訓練等指導員の南奈々さん(38)は、市立図書館で視覚障害について説明。視覚障害のある人が、触覚や聴覚などの情報を頼りにしていることや、移動を支援する際の注意点などを伝えた。

 上映会を行う佐賀市のシアター・シエマでは、施設の入り口から上映会場までの誘導の仕方を学んだ。2人一組となり、1人はメガネを掛けて目が不自由な状態を体験し、パートナーは「段差あります」「階段終わりです」などと声を掛けながら誘導した。

 南さんは「幅や高さ、地面などの状況説明しながら、相手の表情を見て誘導して」と呼び掛けた。

 最後に、来年の上映会で上映するドキュメンタリー映画「ひいくんのあるく町」を鑑賞し、音声ガイドを制作する際に情報が必要な箇所を確認した。

 研修に参加したメンバーの山下明子さん(58)は「座学で自分が見た物を伝えることでは気づきが多かった。メガネを掛けた体験では、階段の上りより、下りの方が怖かった」と振り返った。

 森会長(64)は「支援する側とされる側がお互いに知り合うための勉強会。当事者の支援してほしいところを知ることができた」と話した。

 同会は現在、映画製作に必要な機材購入のための募金活動を行っている。目標の100万円に向け、来年1月末まで募集する。

Posted by てんとうむし at 12:15│Comments(0)
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