2016年07月23日
地震への備え
こんにちは、ブログネームきみ子です。梅雨明けしましたが、暑いです。
お元気にお過ごしでしょうか?
先月の6月5日に平成28年度「歩行訓練」と「点字講習」の開講式のてびき誘導ボランティア参加致しました。
私のてびき誘導は数回目となりましたが、まだまだ経験が不足しております。
実は、当日は丈の長いスカートを着用しており段差のある階段は、裾を踏みそうでやや歩きづらく、今後スカートの長さには気を付けないと、と反省した次第です。
行事の中で、当日のボランティアメンバーのMさんから、熊本県阿蘇郡西原村で震災ボランティア活動を5月の連休明けに2週間された体験を語って頂きました。
何と現地までは自転車(ママチャリ)で行かれたとの事!すごい距離ですよね。
現地では瓦礫の撤去作業が主な作業内容だったそうですが、 泥にまみれた家財の中から、指輪を発見され、家主の方が安堵されたエピソード等を紹介されました。
スピードが求められる作業ですが、ご家族の大切なものを見つける事ができてよかったと語られていました。
倒壊家屋は古いものが多く、また激しく揺れたであろう地盤上に崩れた家屋がずらりと多い事もあったそうです。
Mさんは阪神淡路大震災などもボランティア参加されており(これもママチャリで参加!!)
その時の体験なども語っていただきました。こちらも数行では語れないくらいの内容でしたが、お話しいただき、感謝しております。
また、熊本地震の当日、何をしていて、どうされたかの体験を皆さま語っておられました。
丁度、本年3月26日(平成27年度の閉講式)に、災害について情報共有を行っていましたが、それが役に立ったという意見や、すぐにラジオ・テレビをつけたという方が多かったようです。
減災として家具の固定を行う事、避難所を確かめる等、備えておく事の大切さを改めて共有しました。
そして、災害時要援護障害者の登録を行っていない方も多く、今後登録をしてみようと提案も出ていました。
避難所では、責任者は必ずしも福祉に通じている方ではないため、「私は支援が必要だ」と伝え、支援方法(トイレの誘導や配給される食事の受け取り等)も伝言しておく必要性も語られました。
報道でも、震災等の発生後の数日は何もかも整わず、水やトイレなど苦戦しそうな印象でした。
非常時の持ち出し袋に、入れておいたほうが良い物の提案もありました。
・ワット数の高い懐中電灯(見えづらい方は、強い光が見えやすい。深夜の支援(トイレ等)が必要な合図として天井を照らすなど活用。)
・家族の写真(家族と、はぐれた場合に備えておく。自分の家族を知ってもらうために持っておく。)
・視覚障害者用防災ベスト(蛍光黄緑の薄いメッシュ素材で畳んで収納可能。XXLサイズで服の上から着用可能。
「目が不自由です 手を貸して下さい」などの文言が前と後ろに記載されていました。1600円〜4000円)
ベストの着用は、被災初日等はトイレ等の支援が必要であり、落ち着いたら着用せずとも良いとの意見もありました。
先日、このブログでも記載されていますが、自宅から避難所までの練習も必要ですね。
何も起こらないのが一番ですが、何か起きたときに備えておくと対策がしやすいのではと思いました。
平成28年7月19日
お元気にお過ごしでしょうか?
先月の6月5日に平成28年度「歩行訓練」と「点字講習」の開講式のてびき誘導ボランティア参加致しました。
私のてびき誘導は数回目となりましたが、まだまだ経験が不足しております。
実は、当日は丈の長いスカートを着用しており段差のある階段は、裾を踏みそうでやや歩きづらく、今後スカートの長さには気を付けないと、と反省した次第です。
行事の中で、当日のボランティアメンバーのMさんから、熊本県阿蘇郡西原村で震災ボランティア活動を5月の連休明けに2週間された体験を語って頂きました。
何と現地までは自転車(ママチャリ)で行かれたとの事!すごい距離ですよね。
現地では瓦礫の撤去作業が主な作業内容だったそうですが、 泥にまみれた家財の中から、指輪を発見され、家主の方が安堵されたエピソード等を紹介されました。
スピードが求められる作業ですが、ご家族の大切なものを見つける事ができてよかったと語られていました。
倒壊家屋は古いものが多く、また激しく揺れたであろう地盤上に崩れた家屋がずらりと多い事もあったそうです。
Mさんは阪神淡路大震災などもボランティア参加されており(これもママチャリで参加!!)
その時の体験なども語っていただきました。こちらも数行では語れないくらいの内容でしたが、お話しいただき、感謝しております。
また、熊本地震の当日、何をしていて、どうされたかの体験を皆さま語っておられました。
丁度、本年3月26日(平成27年度の閉講式)に、災害について情報共有を行っていましたが、それが役に立ったという意見や、すぐにラジオ・テレビをつけたという方が多かったようです。
減災として家具の固定を行う事、避難所を確かめる等、備えておく事の大切さを改めて共有しました。
そして、災害時要援護障害者の登録を行っていない方も多く、今後登録をしてみようと提案も出ていました。
避難所では、責任者は必ずしも福祉に通じている方ではないため、「私は支援が必要だ」と伝え、支援方法(トイレの誘導や配給される食事の受け取り等)も伝言しておく必要性も語られました。
報道でも、震災等の発生後の数日は何もかも整わず、水やトイレなど苦戦しそうな印象でした。
非常時の持ち出し袋に、入れておいたほうが良い物の提案もありました。
・ワット数の高い懐中電灯(見えづらい方は、強い光が見えやすい。深夜の支援(トイレ等)が必要な合図として天井を照らすなど活用。)
・家族の写真(家族と、はぐれた場合に備えておく。自分の家族を知ってもらうために持っておく。)
・視覚障害者用防災ベスト(蛍光黄緑の薄いメッシュ素材で畳んで収納可能。XXLサイズで服の上から着用可能。
「目が不自由です 手を貸して下さい」などの文言が前と後ろに記載されていました。1600円〜4000円)
ベストの着用は、被災初日等はトイレ等の支援が必要であり、落ち着いたら着用せずとも良いとの意見もありました。
先日、このブログでも記載されていますが、自宅から避難所までの練習も必要ですね。
何も起こらないのが一番ですが、何か起きたときに備えておくと対策がしやすいのではと思いました。
平成28年7月19日
Posted by てんとうむし at
10:47
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2016年07月12日
白杖を入れる袋
こんにちは。視覚障害者支援部てんとうむしの南です。
なかなか梅雨があけませんね。
雨女の私には、雨雲がついて回っているようで、行く先行く先で雨にあいます。
水もしたたるいい女になれればいいのですが、ぬれねずみ状態の毎日です。
さて先日、歩行訓練でお邪魔している方のおくさまから、手作りの白杖袋を作って頂きました!
おくさまがご主人に作っていらっしゃるのをうらやましがっていたら、是非にということでいくつか作ってくださいました。
裏地もついていてしっかりしています!
しかも、福岡点字図書館で販売されている白杖袋をオマージュさせていただき、くくりつけられるような紐もつけていただいています。

青色を基調としたものと、黄色のチェック柄と2種類あります。
てんとうむしで、この手作り白杖袋を1000円で販売させて頂きます。
ぜひ、ご購入希望の方は南までご連絡ください。
なかなか梅雨があけませんね。
雨女の私には、雨雲がついて回っているようで、行く先行く先で雨にあいます。
水もしたたるいい女になれればいいのですが、ぬれねずみ状態の毎日です。
さて先日、歩行訓練でお邪魔している方のおくさまから、手作りの白杖袋を作って頂きました!
おくさまがご主人に作っていらっしゃるのをうらやましがっていたら、是非にということでいくつか作ってくださいました。
裏地もついていてしっかりしています!
しかも、福岡点字図書館で販売されている白杖袋をオマージュさせていただき、くくりつけられるような紐もつけていただいています。

青色を基調としたものと、黄色のチェック柄と2種類あります。
てんとうむしで、この手作り白杖袋を1000円で販売させて頂きます。
ぜひ、ご購入希望の方は南までご連絡ください。
Posted by てんとうむし at
17:18
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2016年07月05日
防災義援金の募集案内
みなさん、こんにちは。
たかだ電動機(株)視覚障害者支援部てんとうむしの南です。
今日は久しぶりに連投です。
あっという間に、梅雨が通り過ぎて、もう真夏のような天気ですね。
歩行訓練は暑すぎて、熱中症警報が出た日は中止しなければならない状態です。
みなさんも熱中症にはご注意くださいね。
さて、6月に募集開始した防災義援金の案内をこちらにもアップしておきます。

平成28年 熊本地震の災害義援金受付
訓練時に、あなたの自宅から近くの避難所までのルートを確認し、一緒に歩きます。歩き方は単独歩行、手引き歩行、家族と一緒に歩くなどご自身で選んでいただきます。 1回500円(佐賀県視覚連を通して、日本盲人会連合へすべて義援金として納めます) 6月末まで 9月末まで(募集受付から順次実施いたします) 視覚連事務局(0952-29-7326)までご連絡ください。
先日、ご希望いただいたお一人目の避難所までのルート歩行を行いました。
その方は、佐賀県でも郡部にお住まいで、ご自宅から避難所までも割と距離がありました。
どの道を通るのがいいかいろいろとご家族で話し合われ、当日を迎えました。
その日は、梅雨空が明けた日で、30度くらいの暑さがあったでしょうか。
一生懸命歩いて、完歩されました。
普段ならばきっと歩くことはないだろう道を、災害時に初めて歩くのでなくてよかったと話されていました。
とてもいい機会になったとのことでした。
そして、義援金として500円いただきました!
ありがとうございます。
9月末まで募集を続けていきたいと思います。
熱い時期で、天候への配慮が必要ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
たかだ電動機(株)視覚障害者支援部てんとうむしの南です。
今日は久しぶりに連投です。
あっという間に、梅雨が通り過ぎて、もう真夏のような天気ですね。
歩行訓練は暑すぎて、熱中症警報が出た日は中止しなければならない状態です。
みなさんも熱中症にはご注意くださいね。
さて、6月に募集開始した防災義援金の案内をこちらにもアップしておきます。

平成28年 熊本地震の災害義援金受付
訓練時に、あなたの自宅から近くの避難所までのルートを確認し、一緒に歩きます。歩き方は単独歩行、手引き歩行、家族と一緒に歩くなどご自身で選んでいただきます。 1回500円(佐賀県視覚連を通して、日本盲人会連合へすべて義援金として納めます) 6月末まで 9月末まで(募集受付から順次実施いたします) 視覚連事務局(0952-29-7326)までご連絡ください。
先日、ご希望いただいたお一人目の避難所までのルート歩行を行いました。
その方は、佐賀県でも郡部にお住まいで、ご自宅から避難所までも割と距離がありました。
どの道を通るのがいいかいろいろとご家族で話し合われ、当日を迎えました。
その日は、梅雨空が明けた日で、30度くらいの暑さがあったでしょうか。
一生懸命歩いて、完歩されました。
普段ならばきっと歩くことはないだろう道を、災害時に初めて歩くのでなくてよかったと話されていました。
とてもいい機会になったとのことでした。
そして、義援金として500円いただきました!
ありがとうございます。
9月末まで募集を続けていきたいと思います。
熱い時期で、天候への配慮が必要ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by てんとうむし at
16:57
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2016年07月05日
「エコーロケーション」
こんにちは。ブログネーム きみ子です。
梅雨というより、ひどい豪雨が続いておりますね。
皆さま、お元気にお過ごしでしょうか?
先日、7月2日サガテレビで、視覚障害をお持ちの方の訓練方法が取り上げられていましたので記載いたします。
「土曜プレミアム・知られざる脳の真実!!世界を変える奇跡の力」という2時間スペシャルの番組で、その特集の一つが「初来日!音で世界を見る男」として全盲者が反響音を使って”見えている”かのように行動できる驚きの能力「エコーロケーション」についてロンドンパラリンピックの金メダリストの全盲スイマー、秋山里奈さんが指導を受けるという内容でした。
「エコーロケーション」とは、自分の出した音の反響音を利用して自分の周辺を把握する能力で、潜水艦や、イルカやコウモリなどが活用しているようです。
人間ではクリック音(チッという舌打ち音)を出して反響音を確認しながら空間の把握や材質(人なのか構造物か等)を把握し、白杖を使いながらもより空間把握を行う能力でした。
指導者のホアン・ルイズ氏は、出生時より白内障と緑内障を併発して両目とも視力がない状態でした。12歳時に、全盲者ダニエル・キッシュ氏より「エコーロケーション」の指導を受け、自身も指導者となったとの事でした。
初来日のホアン氏は、初めて訪問した秋山選手の実家の空間把握もクリック音で行い、廊下の構造やリビングの広さなど把握していかれました。
東京の下町も初めての場所ながら、「ここに細い通路があるね」など見えている”かのように曲がり、白杖を使い歩いておられました。
ホアン氏は、インタビューで「世の中の人たちは目の見えない人は限界があると考えている。でも、僕は自分の力でいろんなことをやってきた。
だから秋山選手にも頑張れと言える。」と、答えていました。秋山選手への指導中も「あらゆく感覚を使い、耳だけでなく触ってみたり、自分で情報を集めることが大事。脳は筋肉と同じで鍛えれば鍛えるほどパワフルになる」と言っていました。
この訓練は、見えている方でも行うことが出来るようですが、習得するのは、視覚障害をお持ちの方のほうが早いとの事でした。
私は、初めて見る訓練法だったので、ビックリしました。
梅雨というより、ひどい豪雨が続いておりますね。
皆さま、お元気にお過ごしでしょうか?
先日、7月2日サガテレビで、視覚障害をお持ちの方の訓練方法が取り上げられていましたので記載いたします。
「土曜プレミアム・知られざる脳の真実!!世界を変える奇跡の力」という2時間スペシャルの番組で、その特集の一つが「初来日!音で世界を見る男」として全盲者が反響音を使って”見えている”かのように行動できる驚きの能力「エコーロケーション」についてロンドンパラリンピックの金メダリストの全盲スイマー、秋山里奈さんが指導を受けるという内容でした。
「エコーロケーション」とは、自分の出した音の反響音を利用して自分の周辺を把握する能力で、潜水艦や、イルカやコウモリなどが活用しているようです。
人間ではクリック音(チッという舌打ち音)を出して反響音を確認しながら空間の把握や材質(人なのか構造物か等)を把握し、白杖を使いながらもより空間把握を行う能力でした。
指導者のホアン・ルイズ氏は、出生時より白内障と緑内障を併発して両目とも視力がない状態でした。12歳時に、全盲者ダニエル・キッシュ氏より「エコーロケーション」の指導を受け、自身も指導者となったとの事でした。
初来日のホアン氏は、初めて訪問した秋山選手の実家の空間把握もクリック音で行い、廊下の構造やリビングの広さなど把握していかれました。
東京の下町も初めての場所ながら、「ここに細い通路があるね」など見えている”かのように曲がり、白杖を使い歩いておられました。
ホアン氏は、インタビューで「世の中の人たちは目の見えない人は限界があると考えている。でも、僕は自分の力でいろんなことをやってきた。
だから秋山選手にも頑張れと言える。」と、答えていました。秋山選手への指導中も「あらゆく感覚を使い、耳だけでなく触ってみたり、自分で情報を集めることが大事。脳は筋肉と同じで鍛えれば鍛えるほどパワフルになる」と言っていました。
この訓練は、見えている方でも行うことが出来るようですが、習得するのは、視覚障害をお持ちの方のほうが早いとの事でした。
私は、初めて見る訓練法だったので、ビックリしました。
Posted by てんとうむし at
16:45
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